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Channel: 私の身体は頭がいい (文春文庫)~InBook.jp
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その他多くの「天運」の持ち主は、その代価として、一人の人間の...

その他多くの「天運」の持ち主は、その代価として、一人の人間の身の上にこれほどまでの不幸が、と思われるような悲しみを経験した。(中略)「天運」が大きいと「税金」も高い。(中略)お勧めは「まめに税金をはらう」ということであった。(P48)コメントする | ReTweet

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運気が向いてよいことがおこったら、その利得をすぐに他の人に分...

運気が向いてよいことがおこったら、その利得をすぐに他の人に分かち与えて、天運がともなう悪運を払うのである。(もちろん順番は逆でもいい。自分の持っているよきものを他人に与えた人は、それによって運気を呼び込めるものである。)(P48)コメントする | ReTweet

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「空中にいるあいだに仕事をする」

「空中にいるあいだに仕事をする」(P57)コメントする | ReTweet

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思い描いた形のなかに自分を放り込む

思い描いた形のなかに自分を放り込む(P58)コメントする | ReTweet

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人間の意識はたかだか数十年の記憶しか持たないが、身体は数十億...

人間の意識はたかだか数十年の記憶しか持たないが、身体は数十億年の記憶を持っている(P61)コメントする | ReTweet

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武術的身体運用は喩えていえば、「バナナの皮で滑る」ような動き...

武術的身体運用は喩えていえば、「バナナの皮で滑る」ような動きを意図的に統御して相手の「期待の地平」から姿を消す、ということを技法的な課題のひとつとしています。(P63)コメントする | ReTweet

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「失敗」を予測しただけで私たちの身体運用能力は目に見えて低下...

「失敗」を予測しただけで私たちの身体運用能力は目に見えて低下する。(中略)このように、おのれの生命身体のついての過度な気遣いが不安を昂進させ、結果的に運動能力を低下させ、生命身体の危機がいっそう高まる。この悪循環が「居着き」の構造である。(P115)コメントする | ReTweet

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人形の動きには「起こり」がない。したがって、それは武道的な意...

人形の動きには「起こり」がない。したがって、それは武道的な意味ではすぐれて「速い」動きだということになる。(P122)コメントする | ReTweet

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あなたの身体は何本かの操り糸によって「外側から」「あなた以外...

あなたの身体は何本かの操り糸によって「外側から」「あなた以外の誰か」によって操られている。そして一方の肩口に繋がれた操り糸が不意に引かれて、身体がバランスを失ってぐらりと前に崩れる。それに合わせるように、一歩足を前いに踏み出す。(P124)コメントする | ReTweet

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この運足では身体の内側には運動の支点が存在しない(あえていえ...

この運足では身体の内側には運動の支点が存在しない(あえていえば、私の身体の外側に想定された「人形遣い」が運動の支点を構成している)(P124)コメントする | ReTweet

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中段に構えた太刀を上段に振りかぶるときに、自分の腕で太刀を持...

中段に構えた太刀を上段に振りかぶるときに、自分の腕で太刀を持ち上げるではなく、「私の頭上」にいる「人形遣い」が操作する糸によって、剣先が両腕ごと一気に頭上高くに「吊り上げられた」と想像してみるのである。(P126)コメントする | ReTweet

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この動作を逆モーションで行えば(つまり剣先を吊り上げていた糸...

この動作を逆モーションで行えば(つまり剣先を吊り上げていた糸がぷつんと切られたと想像すると)、上段からの斬りになる。太刀は「フリー・フォール」で、つまり最短距離、最短時間、最小エネルギー消費で中段まで振り下ろされる。これが斬りの基本である。(P126)コメントする | ReTweet

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敵を忘れ、私を忘れ、戦うことの意味を忘れたときに、戦うものは...

敵を忘れ、私を忘れ、戦うことの意味を忘れたときに、戦うものは最強となる。なぜなら彼にはもはや「守るべき自我」も「破るべき敵」もいないからだ。その身体運用はあらゆる「居着き」を去った融通無碍、完全に予見不能の自在境に到達している。(P131)コメントする | ReTweet

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居合いでは「短い刀を長く使う」ということが良く言われる。二尺...

居合いでは「短い刀を長く使う」ということが良く言われる。二尺五寸の刀を使っていれば、それを二尺七寸あるつもりで抜くのである。そうイメージして刀を扱っていると、例えば「抜きつけ」のとき、まだ切先二寸が鞘の中にあるはずなのに、不意に刀が「抜けてしまう」ということが起こる。(P161)コメントする | ReTweet

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身体は「まだ二寸残っている」ような拍子で動いているのだが、突...

身体は「まだ二寸残っている」ような拍子で動いているのだが、突然切先だけが、違う拍子で飛び出して行くのである。(中略)受け手はその拍子に合わせて回避・防御のシステムを組織するが、実際にはそれより「二寸分」早いタイミングで刀が迫ってくる。(P161)コメントする | ReTweet

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